子育てサークル交流会に参加して
(文部科学省委託 家庭教育支援総合推進事業 平成20年1月19日実施)
こどものそのが行なっている子育て支援事業「親と子のふれあい広場」から、林・水野・宮本の3名出席しました。
「子育てサークル交流会」とはいうものの、日程には「講義」と「実技研修」の文字が…。さぞかしお堅い内容なのだろうと思っていましたが、講義「みんなで子育て」(富山短期大学教授 宮田 徹氏)の話はわかりやすい上に面白く、聞き入ってしまいました。要点としては、
○ 子育ては地域全体で支え・支えられつつ行うものである。
○ 親(父親)も地域デビューし、親が親として育つことを支えるコミュニティ作りが必要。
○ 親同士の交流の中で、共感し合い教えあうことで悩みを解決したり、子どもへの接し方の参考にしたりすることが大切。そして、このような子育て時代のつながりが、子どもが大きくなっていじめや非行などの時に、地域の力となるのである。
○ 子育て支援は市民活動や親自身(当事者)の主体的な取り組みなしには成功しえない。そこで、市民がたちあげた育児サークル等への行政や企業の理解と協力が必要。など
次の実技研修「絵本の読み聞かせ方」(子どもの絵本を読む会代表 東狐 八千代氏)では、絵本を読む時の注意点として、
○ みんなの目に本が見えるように前に詰め、扇型に座ってもらう。絵本は垂直に持ち、子どもが見えやすい高さにする。
○ 表紙を見せる。
○ 何も書いていないページもちゃんと見せながらめくる。(劇で言えば、幕があがる合図のようなもの)
○ 本は扇子を持つように、本の背中を親指で支える。本を開いた時、手前のページを向こうへ送り出すようにめくれるよう、本の見開き方によって体の位置を考える。
○ うら表紙には絵本の内容の続きが描かれていることがあるので、最後に忘れずに見せる。など
また、
○ 食事が体の栄養ならば絵本は心の栄養である。
○ 絵本を通して愛情のこもったメッセージを届けよう。
○ 絵本に国語能力の向上を求めてはいけない。
○ 体と心で何かを感じ取ればいいので、感想を求めない。
○ 家庭内におけるメディアの影響は大きい。(同室にいてもコミュニケーションが取れていない状態に。例えば、父…パソコン、母…メール、子…テレビ)絵本がコミュニケーションの一助になる。
ということも話しておられました。
最後に少人数のグループに分かれてディスカッションをしました。サークル紹介と情報交換、アドバイスを
いただいたりもしました。
悩みとしては
○ 運営の維持や活動経費として参加費をもらっているのに、「参加費」の一文が書いてあるだけで営利目的と思われ、ポスターの掲示やチラシの設置などを断られる。
○ 子育て活動に対して、もっと行政や企業の理解と協力があるといいのに。
○ 石川県や福井県には富山県にはない育児サークルへの予算があるらしい。(高岡市の育児サークルへの助成金は平成18年度で廃止。ますます活動しにくい状態に。)
参考となるアドバイスとしては
○ 婦中町では地域の民生委員の方と連携しているので、育児サークルの情報が伝わりやすい。
(県としては育児サークルを支援していく方針であるが、高岡市の対応は良いとはいえないのでは?)
○ 育児サークルへ遊びに来た「お客さん」を「仲間」にすることが大事。
子どもが主役でなく、母主役の活動もよい。(お茶の時間を設けたり)
○ パパレンジャーの仲間作りをしている男性からは、お父さんたちを巻き込むには、飲ミニケーションが大事とのアドバイス。 など
もっと他のサークルの方ともいろいろお話をしたかったのですが、時間が足りず残念でした。しかし、とても意義ある会に参加でき、これからもっと子育てしやすい社会にするためにどうしたらいいのかを考え、実行できたらと思いました。