親子主体・生命力全開の教育

 わたくし自身、小学生の時から「先生中心の教え込み競争主義の教育」が大嫌いでした。それで「教員なんかになりたくない」と子供時代から思っていました。ところが、小学四年生の時に父が亡くなり、当時家業も不振で、いやいやながら母の勧めに従い授業料不要の教員養成学校(師範学校)に入学し、十九歳で小学校教員になったのです。そして今日まで幼・小・中・高・大すべての教育の場で働き、二十四年前に本園を私費だけで建てて「真実の教育」の探究に努めて来たのです。
 幸い多数の、真に子を愛し、真実の教育を求める親たちの子が入園し、その親たちと語り合うにつれて、「真実の教育は、子を産み、乳児期から日々家庭で育てている親たちが、園でも小・中学校でも教員・園長・校長と共に子どもたちを育て、子の生命力の全開に努めることだ。」と確信し、 「真実の教育は親子主体・生命力全開の教育である。」 と自信をもって主張できるようになったのです。
 やはり教員中心の「教え込み競争主義の教育」は有害です。教員は援助者に徹して粉骨砕身してこそ教員であると信じます。

2001年1月

閉じる